やる言うけどやらない

やるやる詐欺で終わらせない方法

やりたかったことが出来なかった経験

例えば今年は痩せるぞーとジムに入会した、でも結局数回通ってやめてしまった、大人になってからピアノをはじめたいと思い習い始めた、結局挽けるようになるまで通う事が出来なかった、転職のためにパソコンを習ったけど挫折した・・・自分って駄目な人間だと落ち込む方も多いのですが、これは多くの方が経験されていることです。

でも何度もこうしたことを繰り返しているという人は何が間違っているのか?と考えてみる必要があります。
自分に向き合ってみることで、飽きっぽい性格という事だけでは割り切れない面が見えてきます。

楽観的で安易に考えすぎる

勉強でも仕事でもそうですが、今日はこの位まで出来るだろうと思っていても結局、半分も作業できなかったということがあります。
実は、自分ができると思う事の倍以上について、「できる」と考えてしまうのが人間なのです。

自分が持っているスキル、経験等はそれほどでもないし、時間もエネルギーも要素の中に組み込まれるはずなのに、これが計算できない、やりたいことを達成するまでの時間を安易に見積もりすぎて楽観的な部分があるのです。

また何かしようと思う時、必ず何らかの邪魔が入るものです。
主婦なら昼間思いもかけない来客があったとか、子供の用事が入ってしまったとか、仕事されている方なら取引先の方との商談が長引いてしまったとか、その他、人は生活していく上で食事し、掃除を行い洗濯もしなければならず、洋服を着たり車の移動時間などもあります。
雑事について計画の中に見積もっていないことで、結果、出来ると思っていたことの半分も出来ないという状況になるのです。

しなければならないことに抵抗する気持ち

これをやらなくてはいけない、でもこっちにもやる事がある、そんな時、しなければならないことを後回しにしてしまう傾向を誰もが持っています。
モチベーションが高い状態なら、掃除は後でもできる、午前中はこれに徹しよう!と感がる事が出来るのですが、モチベーションが低いと掃除してからやればいいか・・・と負けてしまいます。

もし仮にこの状況に、やらなければならないことが仲間と一緒の作業だったら、集中力も違います。
仲間の作業がうまくいかなくなるのは困るので頑張ろうという気持になります。

やり遂げる人になるために

忙しい毎日の中、自分がしたいことの時間は1日のうちに2時間から3時間が限度と知る事、その時間帯に自分が出来ることが何かを考える事、自分が生産的な時間をもっと多くしたいという事なら、削るのは家事や子供との時価、買い物や会議、移動時間などを削るのではなく、自分の娯楽の時間を減らす事を考える、完了したいことに対し、誰かにどこまで進んだか?という進捗報告が出来る状態にしておくなどしっかり考えましょう。

例えば習い事等なら、夫に「やっとここまできたよ」と出来具合を披露するという事でもいいでしょう。
仕事なら同僚に協力してもらい進捗を確認してもらうといいでしょう。
こうしたことをしっかりと、楽観的・安易にではなく、自分の生産時間の見積もりも厳しく考えていくと、やり遂げる事が出来る人に近づけます。