名刺交換

人間関係を安定させるなら、まずは自分自身を安定させよう

地盤を固める

緩んだ地盤の上に建物を建てようとしても、上手く行きません。
どれだけ強固な建物を建てたとしても、地盤が緩ければすぐに壊れてしまいます。

人間関係というのも建物と同じで「地盤」の上に成り立つものだということを意識することが重要です。
では、人間関係における「地盤」が何なのかというと、それは「自分自身」に他ならないでしょう。

自分自身を安定させることが出来れば、自然と人間関係も安定させていくことができるようになります。
ただ、勘違いしてはいけないのは、これは何も人間関係に問題が有る時その原因のすべてが自分に有る、という意味ではありません。

相手の側に問題があって人間関係が上手く行かないということも十分にあることであるため、自分だけの問題だと考えるようなことはないようにしましょう。

さて、では自分自身を安定させるためには、どのようなことをしていくことが重要になるのでしょうか。
一つ目のポイントとして紹介するのは「鼓舞」です、応援と言い換えても構いません。

鼓舞というのは自分ではなく他人を相手に行うことですが、これが何故自分自身の安定のために役立つのでしょうか。
人間には「施しをすることによって得られる快感」というものが存在しています。

自分が何かをしてもらった時の嬉しさと同等か、それ以上に他の人に何かをしてあげた時に快感を感じるようにできているのです。

これは応援においても同じことがいえます。
自分が応援をしてもらった時に嬉しいのと同じように、他の人を応援することによって自分自身を応援する効果があるのです。

誰かを応援しよう、手助けしようという思いがあると、それ自体が自分自身の魅力を高めることに繋がり、実力を高めることにも繋がります。

そして勿論この応援というのはそれ自体が人間関係を良好にする効果があります。
それほど好きではな人がいるという時も、その人の働きのことを応援してみると良いでしょう。

別に声に出したり、行動に移して応援をする必要はありません。
自分の中だけで応援をしているだけでも、十分効果があるものです。

フローな心理状態

人間にとって「何も考えていない状態」を自分で作り出すのは極めて難しいと言えます。
しいて言えば眠っている時ぐらいなもので、その他の時というのは何かしらのことを考えてしまっているものです。

無心になろうと思っても、本当の意味で無心になることはなかなか出来ない人が多いのではないでしょうか。

では、能動的に「無心」に近い状態を作り出すことはできないのでしょうか?
もしこれを自分でコントロールしてできる様になれば、人間関係においても大きな役に立ちます。
その際重要なポイントとなる言葉が「フロー」です。

フローというのは「あるがままである」というような意味です。
つまり、何かをしようという強い意思を持っている状態ではなく、自然とそういった状態になっていることを指しています。
このフローな心理状態になるために重要なのは「集中」することや「がむしゃら」になることです。

一つの事に向き合っている間は他のことがあまり煩わしく感じなくなります。
この心理状態がどんなものであるのかを掴むことが出来れば、人間関係を良好に保つためにも役立てることができるでしょう。