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時には「だます」能力も大事

悪いこと?それとも必要なこと?

人を騙すのが悪いことか、いい事かと言われれば、おそらくほとんどの人が悪いことであると答えるでしょう。
勿論自分の利益のために人を騙して利用する、というようなことは悪いことで、最悪罪に問われるようなこともあります。

ただ、嘘をついたり、人を騙したりすることのすべて完全な悪であるかというと、必ずしもそうではありません。
人間関係を上手く成立させるためには、嘘や騙しを利用した方が上手く行くことも多いのです。

例えば人を騙すスキルが役立つタイミングとして「サプライズ」があります。
サプライズを成功させるためには、ターゲットを騙し、信用させることが重要なポイントとなります。

事前に発覚しているサプライズ程空気が悪くなることもありません。
どのようにして「本題」から目をそらさせるのか、ということは騙しのテクニックです。

この騙しのテクニックというのは、多かれ少なかれ子供時代から培われてきた物が多いのではないでしょうか。
例えば親に禁止されているものの、やりたいことがある場合、我慢をするのではなくなんとか親の目を欺くことが出来ないかと試行錯誤した経験が有る人は多いでしょう。

例えば私の世代なら、ゲームは一日一時間というルールをなんとか破ってゲームをするために、夜中に音量ゼロにしてゲームをするように試してみたり、というような具合です。

子供が親にたいして行う「騙し」はその多くが失敗するか、あるいは露見しているにも関わらず親が目溢ししてくれているかのどちらかです。

しかし、そういった経験があることによって、将来的な「騙し」を上手くできる可能性は十分あります。
悪い方向にそのテクニックを使おうとするのではなく、上手く自分の良い方向に転用できるように考える事が重要なポイントとなるでしょう。

包丁と同じで、人を傷つける可能性があるものの、料理を楽にできるツール、というような具合です。

嘘を使う

嘘も方便という言葉があるように「嘘」もやり方次第では人間関係を円滑にすることができる方法の一つです。
そこでここでは、「上手な嘘のつきかた」について紹介します。
>>Dreamer

まず一つ目のポイントは「自分の本心」を隠し、嘘で相手を納得させるという方法です。
例えばこれが役立つのは喧嘩や言い争いが発生した時です。

原因にもよりますが、中にはいくら言い争っても解決しないようなことや、少なくとも感情的になっている時には解決しないようなことが多くあります。

そういった時には、一旦自分の本心に嘘をついて場を収め、後で改めて解決できるように試してみるのも良いでしょう。

ただ、この時のポイントとなるのは「全面降伏」になってしまうようにしないことです。
全面降伏になるような形で解決をさせてしまうと、次以降のコミュニケーションに上下関係のようなものが発生してしまうことがあります。

上手い言い方を考えて、自分の立場が悪くならないような方法を考えるのが良いでしょう。

次に嘘が活用できるタイミングとして「用事を断る」というものがあります。
何かをしてほしいと頼まれたものの、やりたくないということがあった場合、「やりたくないから嫌」「面倒だから嫌」と断るのでは角が立ってしまうでしょう。

その為、相手も「なら仕方ないか」と納得できるような嘘をつくことが自分にとっても相手に取っても円滑なコミュニケーションをする上で重要になります。

例えば「その日は地元から友人が来るからごめん」や「病院の予約があるからすまん」というようなものでも構いません。

ともかく、自分の考え一つで拒否しているのではなく、背景に他の理由があるために受諾出来ない、という空気を伝える事が重要です。

こうすることが出来れば、相手もそれ以上は突っ込んで来にくくなるでしょう。
ただ、この嘘を付く場合重要なのは、毎回断るのではなく、何回かに一回程度は受けるようにすることです。

そうするとこで、嘘をついた場合にも「嘘」であることが分かりにくくなります。