失敗

失敗した時に「やってはいけないこと」とは

重要なポイント

一度も仕事で失敗をしたことがない、という人はおそらく誰一人いないことでしょう。
どんな仕事の種類であっても、失敗をして、そのことを叱られたり、あるいは叱られなかったとしても落ち込んでしまうことはよくあるものです。

ただ、「失敗は成功の母」という言葉もあるように、この失敗経験を今後のために活かすことも自分を成長させるために重要なポイントの一つとなるのです。

重要なのは、失敗をしないことではなく、失敗をした後にどのように対処をして行動をするのかということにあります。

そこでここでは、実際に自分で成長を遂げている人が実践している「失敗をした後にやってはいけないこと」について紹介します。

私自身、まだまだ成長をしているとはいえないものの、こういったことを実践して少しでも上を目指せるように努力しています。

まず一つ目のポイントとなるのが「安定した道を選んでしまう」ということです。
特に大きな失敗をすると、今後はこういったことがないようにと思って失敗の可能性が少ない安定した道を選んでしまいがちです。

ただ、安定した道を選ぶということは、それだけで自分の成長の機会を失わせてしまっているということでもあります。
平坦な道よりも、坂道の方が体を鍛えることができるように、安定した道を選ぶのではなく、小石に躓く可能性があったとしても険しい道を選んだ方が今後のためになることが多いでしょう。

ただ、これは「無理をしろ」といっているわけではありません。
例えばブラック企業などに勤めているという場合は、それは険しい道ではなく、間違った道です。

間違った道をどれだけ疾走しても最終的に正しい目的地には到着しません、自分なりの道筋を見極めることは重要です。

二つ目のポイントは「自分への不信を必要以上に募らせてしまう」ことです。
失敗をしたことを振り返り、今後はそういったことがないように注意することは仕事をする上で勿論欠かせない重要なことです。

しかしながら、そればかりに終始してしまって「自分はダメな奴だ」「何をやっても上手く出来ない」「どうせ次も失敗する」というように自分を責めすぎるのは正しい方法とはいえません。

このような状況に陥ってしまうと、本来ならばできるはずの仕事でさえ上手くできなくなるということがあります。

三つ目のポイントは「近道ばかり探してしまう」ということです。
ミスをすると、今度はミスなく完遂するために近道をしようとしてしまいます。

ただ、近道をするということは、その道筋にある重要な事を見落としてしまう可能性があることでもあります。
一つ一つのことに向き合い、次の成長に繋げるための道筋を考えることが重要なポイントとなるでしょう。

まだまだ有るポイント

四つ目のポイントとして紹介するのは「手法に執着してしまう」ということです。
ミスが発生した時に、その時調子が悪かっただけで手法に問題がなかったと考えて、そこについては見直さないということがあると大きな問題です。

当然、これまでやってきた手法が間違っているのではないか?ということを認めるのは難しいことで、同時に辛いことです。
しかし、その手法に執着するあまりに次以降もミスの可能性を残すというのは、それはそれで正しいこととはいえません。

一度根本的な部分も見つめなおしてみるのが良いでしょう。
やり直した頃は辛くとも、少し時間が経つとより良い方法が見つかっている、ということも良くあります。